日の出時刻考
この辺の日の出は今、7:25です。
東京の日の出は6:45。
え?そぉんな違うの?冗談ダラァ。とお思いでしょうが、事実この目で確認したから間違いない。
そうは言っても東京と中部では理論日の出時刻は違うわけで。結論は9分違うけど、その程度。
どうやって判るかと言うと、日の出は一日で地球を一周するんだから、日の出の西進速度は地球一周を24時間で割ればいい。けど、そこをちょっと補正。北緯35度ということは、地球一周の長さもcos(35°)分だけ縮まる。ということは、北緯35度にある国周りの日の出の西進速度は、
赤道一周40000km×cos(35°)÷24h=1367km/h。
北緯35度の地球の自転速度って意味だけど、時速1367km。分速22.77km。マッハ1ぐらい。マッパ(真裸)ではありませんよ。
北極ではゼロ、赤道ではマッハ1を超える日の出のスピード
東京の日の出が6:45なので、200km西では8分47秒遅れて、理論日の出は6:54。ところが、太陽が山の端を越えて人々を照らし始めるのは7:25、理論日の出より31分も遅いらしい。
31分で706km先まで本当は日の出は西進しており、広島県と山口県の県境まで日の出が進んでる計算になる。うちが日の出を迎えたとき、広島まで日の出が進んでるって意味。
一方、31分で地平線から7.75°日が昇ってる計算。5km西にある山は5000m×tan(7.75°)=680m。うわー、それっぽいなあ。
日の出から標高まで判ってしまった…。キモい理系の性…。