a few words short of a book

イギリスの本を読んでる。

留学生が会社に来てるけど、それを見た先輩が昔の留学生の話をしてた。

先輩が当時まだ独身寮にいて、そこから通ってたその留学生が自転車をほしいっていうから、2台持ってた先輩がじゃあと1台貸したらしい。
ある日、会社に物凄い怪我をしてきて、どうしたんだと聞くと、
 「僕は悪いドライバーだ」
と始まって、何かと思ったら、下り坂を飛ばしてその先のカーブで停まれずにこけたんだとか。ええ?あの坂ですよねえ、と誰もが驚くほどの会社のそばの坂で、そこを・・・。
 「自転車をあんなにしてしまってすまない」
と謝ってたらしいが、まず身体は大丈夫なのかと笑。

その話で俺が持った感想が、枕の「悪いドライバーだ」って表現。
日本人だとなかなか出てこないよね。俺だったら何て言うだろう、せいぜい「自転車にぶつかりました」ぐらいか?

今読んでるそのイギリスの文化の本なんか見てても、「ナニナニするには少し足りない」といった英語特有の表現とかが出てきて、言葉の文化を感じてて、より敏感に感じ取った:
 a few pages short of a book(本にするには数ページ足りない)

ひどいジョークにはならない程度のこういう気の利いた言葉を、俺は大事にしたいと常々思って生きてる。